栄養豊富な青汁のデメリットについて
青汁は、「あーまずい」で一時期有名になりましたが、あれの成分はケールを主に使用しています。
もちろんケールも体に良い成分が一杯ですが、飲みにくいのがデメリットでした。
最近のものは大変飲みやすくなっていますが、これは大麦若葉を主原料にしているからです。
大麦若葉もケールと同じぐらい栄養素が豊富で、そのうえクセがなく飲みやすいです。
抹茶のような味がして美味しく、水に溶かして飲むだけではなく料理やお菓子にも使うことができます。
青汁は高血圧の予防やコレステロールを抑えたり、がんを予防したりする万能な健康食品です。
またダイエットにも最適です。
ビタミン、ミネラル、アミノ酸といった栄養素が豊富なので、栄養不足になりがちなダイエット中に不足を補ってくれます。
大麦若葉の場合ですが、ほうれん草と比べてカリウムが18倍、カルシウムが11倍、マグネシウムが4倍もあります。
そしてビタミンB1は牛乳の約30倍、ビタミンCはほうれん草の33倍も含まれています。
ダイエット中というのは便秘になりがちですが、食物繊維が豊富なので、腸内環境を整えて便秘を予防してくれます。
また便秘を解消することで下腹がぺったんこになり、スリムになります。
他にも食物繊維には、血糖値や血中コレステロールを抑える働きもあります。
ちなみに老化とは年齢に比例するものでははなく、体のサビに比例するものなので、アンチエイジング(老化防止)には体内の酸化(サビ)を防ぐことが一番です。
青汁に含まれるベータカロテンやビタミンCには抗酸化作用があり、アンチエイジング(老化防止)にも最適です。
そしてほうれん草の18倍もあるカリウムは体のむくみを予防してくれます。
これだけ栄養が豊富で、赤ちゃんでも誰でもとれ、普段の食生活で不足しがちなビタミン、ミネラル、食物繊維を手軽に摂取できるすぐれものですが、注意しなければいけない場合もあります。
まず人工透析が必要な人にはあまりおすすめできません。
カリウム、ビタミンA、リンを多く含んでいるので体内の余分なものを排出し、代謝を良くしてくれるので健康な人にはおすすめです。
ですが、腎臓が弱っている人はカリウムを体外に排出する機能が弱っていますので、健康な人より体内により多くのカリウムが蓄積されてしまいます。
それによって吐き気やしびれ、血圧の低下をもたらし、健康が悪化する恐れがあります。
そしてもうひとつ気を付けたいのは、循環器系の疾患がある人の場合です。
ビタミンKが疾病対策の薬の効果を弱めてしまう場合があります。
ですからかかりつけの医師に相談してから使用することをおすすめします。
青汁はいいことずくめの健康補助食品ですが、疾患があったり、薬を飲んでいる場合にはデメリットが起こる場合もあります。
ですから処方箋や説明書はきちんと読んで、保管しておくことをおすすめします。
また心配な点があれば、コールセンター等に電話して確認しましょう。